車検とは

車検とは、道路運送車両法で定められている保安基準に、その4輪自動車が適合しているかどうかの検査をすることをいいます。
保安基準とは、車を長期間しようしていることで、見た目には分からない部分が消耗していたり、経年劣化しれくる部分があることから、それらが車の運転に差し支えないかを見極める基準のこととなっています。
現在の日本の法律では、道路を走る4輪自動車は、新車の初回時は3年に1回、それ以外は2年に1回、必ず受けることが法律で義務付けされています。
もし受けてイなければ、その車は無車検車運行となって、厳しい罰則が課されることとなります。

そもそも日本の車検制度は、タクシーやバスの安全性を確保するという意味で、1930年に始まったものです。
その後、一般市民の車の所有率が高くなってきたことにより、戦後1951年に現在のものに通じる制度が定められ、後に義務化をされました。

また車両の増加により事故が増えたことから、1955年には自動車賠償保障法が定められて、自賠責保険加入も義務付けられたり、これまで義務化されていなかった軽自動車についても、1973年より同じように義務化されることとなりました。
その後2002年には、環境への配慮という点から自動車リサイクル法が制定され、車検の際にリサイクル領収書が必要となっています。

注意しなければならないことは、車検というのは、あくまでもその時点で法律によって定められた保安基準に達しているかどうかの検査をするだけなので、次回の車検までのその車の安全性を保障してくれるものではありません。
したがって、車検に合格したあとでも、常にその状態を維持するために、定期的に車の点検や整備を行う必要があるといえるでしょう。

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