ユーザー車検とは?

車検には、依頼する業者や4輪自動車の種類などにより、いくつかの種類がみられますが、そのなかでも1番費用を抑えられるのが、ユーザー車検と呼ばれるタイプのものです。
一般的には、ディーラーや民間の整備工場、ガソリンスタンドなどに依頼をして、24ヶ月点検整備などを行うものですが、そういった事柄を全て自分1人で行うことをいいます。

ユーザー車検の手順としては、当日までに必要書類を準備することと、24ヶ月点検整備を行うこと、そして陸運局(支局)に予約を入れておくことが必要になります。
とくに予約に関しては必ず行う必要があり、また軽自動車の場合には陸運局ではなく軽自動車検査協会への予約となります。
ディーラーや民間の整備工場などで検査を依頼する場合には、業者が予約を行なってくれますが、ユーザー車検の場合はそれも全て自分で行なわなければなりません。
4輪自動車の検査予約の場合、現在はインターネットを用いて予約することができるようになっています。
その際には車台番号などを尋ねられるので、あらかじめ手元に用意しておくのがいいでしょう。
また予約は、検査を受ける日より2週間前からすることが可能です。

24ヶ月点検整備に関しては、特殊な工具やタイヤの取り外しが必要になってくるため、業者に頼む方が確実ですが、その費用を含めてもディーラーで行う検査のおよそ半分の費用に抑えることができるといわれています。

反対にデメリットとしては、陸運局での検査は平日に行なわれるため、平日に時間が持てる人でないと難しいという点と、ある程度は4輪自動車に対する知識が必要だということです。
また書類や検査の不備により、1度で検査に合格できないといった恐れもあるため、かえって日にちが掛かってしまう場合もありえるということです。